「日本ハーブ療法研究会」は、ハーブ療法の確立を目指すことを目的として、2012年に設立された研究会です。

医学、薬学、農学、栄養学など、様々な分野の研究家や専門家が集まり、連携をとって情報交換や問題提起を行っています。
毎年、11月から12月にかけて定期的に学術集会が開かれ、12月10日には5回目となる学会が東邦大学習志野キャンパスで行われました。

今年はアロマセラピーと精油をテーマに、講演や討論が行われました。
精油の薬理作用の新たな知見や、病院での院内製剤での使用、緩和ケアでの臨床応用などの発表があり、充実した内容でした。

統合医療研究所T-LAB.の鳥居先生による講演では、東洋医学と西洋医学を統合する方法として「精油のモノアミン仮説による分類」や「ハイブリッド証」が示され、これからのハーブ療法には欠かせない考え方と確信しました。

ハーブ療法は、古いようで新しい学問です。
歴史は古いですが、科学的な研究や考察はどんどん進んで行くでしょう。
学びは続きます。